DATA

数字で見る、8つの課題

「私たちの課題」を、統計で見えるようにしました。

8つの課題の、根っこ

8つの課題は、2つの根っこから出ている。

「都市として大きくなった」と「一人ひとりが豊かになった」は、別のことでした。8つの課題のうち6つは、次の2つの根っこから出ています。暑さと、ごみの埋立場の2つは、これから来る危機として備えます。

根っこの課題 ①

大きくなるほど、一人あたりは豊かにならない

市税は10年で47%増えました。でも、住民税を納める人1人あたりの所得は、今の物価で比べて416万円から414万円。25年、横ばいです。税収は住む人の数と建物の量に比例して増え、一人ひとりの給料とは別に増えます。

製造業で働く人の割合
3.3%
21の大都市で一番少ない。全国は15.2%
増えた働き手5.7万人のうち
約3分の2
医療・福祉と、派遣などの事業サービス(2016→2021年)。半数以上が年収300万円未満
二人以上の世帯の年収の真ん中
655→607万円
今の物価で比べて(2002→2022年)
人の流れ(2025年、日本人)
入 7,868/出 2,171人
九州6県から入る(7割が15〜24歳)。東京圏へ出る(うち20〜24歳1,457人)
根っこの課題 ②

安全・便利・快適の副作用で、人がつながらない

公園でつまずかない。ご近所と揉めない。その代わりに、小さな失敗から学ぶきっかけと、顔見知りが減りました。

小学生の不登校
政令市1位
1,000人あたり30.1人(2024年度)
20歳未満の自殺
36→73人
5年ごとの合計(2016〜20年→2021〜25年)
一人暮らしの世帯
43.1→54.5%
2000→2025年
自治会の加入率
85.7→81.1%
5年で。会長の58%が70歳以上
転換点:人の数で伸びる時代が、終わりかけている。生まれる子どもは2015年がピーク(14,797人→2024年11,467人)。0〜14歳は2020年がピーク(20.5万→19.6万人)。人口の増え方は1年で約3分の2に落ち(+13,899人→+9,103人)、2026年8月は1か月で446人減りました。福岡市全体はまだ増えています。
答え 根っこ①には、市役所の固定費を下げ、正社員の給料を上げた会社を、結果を確かめてから応援すること。人の数で伸びなくなる街の、唯一の経済成長への道です(政策② 唯一の経済成長への道)。根っこ②には、公立小学校を行きたい場所にすること(政策① 風の谷)。給付のばらまきと、市が先に立つ再開発はしません。
根っこの課題のフリップ4枚(PDF)

出典:福岡市の市民税課税状況、経済センサス-活動調査2021、就業構造基本調査2022、総務省 住民基本台帳人口移動報告2025、国勢調査、人口動態統計、福岡市 推計人口・登録人口(2026年9月1日/8月末)、文部科学省 問題行動・不登校等調査、厚生労働省 地域における自殺の基礎資料、福岡市 自治会アンケート。実質化は福岡市の消費者物価指数(2020年基準)。

現在の課題 豊かさが、消えた。
課題 ①
街は大きくなったのに、給料が増えない
給料物価働く人

市税は10年で47%増えた。でも、住民税を納める人1人あたりの所得は、今の物価で比べて25年横ばい(416万円→414万円)。税収は住む人の数と建物の量に比例して増え、一人ひとりの給料とは別に増える。増えた働き手の約3分の2は医療・福祉と派遣などの事業サービスで、半数以上が年収300万円未満。くわしくは課題の、根っこへ。答えは唯一の経済成長への道。

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  1. 1人あたりの所得が、25年横ばい416万円 → 414万円(住民税を納める人1人あたり、今の物価で比べて)
  2. 増えた仕事の約3分の2は、年収300万円未満が半数を超える業種医療・福祉と派遣などの事業サービス(増えた働き手5.7万人、2016→2021年)
  3. 製造業で働く人が、21の大都市で一番少ない3.3%(全国15.2%)
  4. 物価への不満が、市民の不満の1位に18.8% → 39.1%(「物価の安さ」への不満、2021→2025年度)
  5. 賃金が物価に負けている(福岡)福岡県の実質賃金 1991年から約1割低い(額面+9%、福岡市の物価+20%)
  6. エネルギーを外に頼り、お金が市外に出ていく家庭の電気料金 15年で+53%(2010→2024年度、全国)
くわしく(出典と図)

物価への不満が、市民の不満の1位に
福岡市の物価は5年で+12.2%、食料は+30.7%。
出典:市政に関する意識調査/福岡県 消費者物価指数

賃金が物価に負けている(福岡)
毎月勤労統計(福岡県、事業所30人以上)を福岡市の物価で割った値(計算値)。2000年と比べると約13%低い。福岡県の所定内給与は全国の92.3%。全国の平均賃金は物価差を調整すると34年でほぼ横ばい(OECD)。2026年は全国で実質プラスだが、政策で物価を抑えた効果が大きい。
出典:福岡県 毎月勤労統計調査地方調査/総務省 消費者物価指数(福岡市)

エネルギーを外に頼り、お金が市外に出ていく
日本のエネルギー自給率は15.3%でOECD38か国中37位。化石燃料の輸入はここ3年で年約27〜34兆円(2022〜2024年)で、福岡市民の分に按分すると年3,500億円超(試算)。市の建物の電気代は年約80億円(試算)で、電力入札の一覧を局ごとに見ると、最も多いのは下水処理、次が学校。市内で作る電気はほとんどない。
出典:資源エネルギー庁/IEA/財務省 貿易統計/福岡市 電力需給契約の集計

図と資料:食とエネルギーを外に頼る街は、物価高に弱い

マナーや犯罪の不満が減るなか、物価への不満だけが4年で倍になった(2021→2025年度)。根っこは外部依存。食とエネルギーを外に頼るから、輸入価格と輸送費が家計を直撃する。物価を国のせいにせず、「地域内で回す」構造で応えたい。→ ① 7つの風の谷+まちづくりとは(調達と自給)
「物価」への不満(市の意識調査) 2021年度 18.8% 2025年度 39.1% =不満のワースト1位 マナー・犯罪の不満が減るなか、物価だけ倍に
家庭の電気料金は、15年で1.5倍電灯平均単価(円/kWh・年度) 2010年度比 +53% ※産業用は +83%21.420101120121327.220141520161720181925.820202134.0202228.82332.820242022年度 34.0円=過去最高福岡市の電気代(消費者物価指数)も 2020年比 +13%(2025年、国の補助で2023年は一時低下)出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー2025」(電気料金平均単価の推移)/総務省「消費者物価指数」
家庭用電気料金の国際比較(2024年)円/kWh・再エネ賦課金等を含む IEA Energy Prices and Taxes を資源エネルギー庁が円換算ドイツ64.7イギリス58.9イタリア58.5フランス44.3日本32.0アメリカ24.9韓国19.8台湾14.8欧州より安いが、アメリカの1.3倍・韓国の1.6倍出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー2025」電気料金の国際比較(IEA、2025年8月20日時点)
エネルギー自給率 15.3%=OECD38か国中37位一次エネルギー自給率(2023年) 上位:ノルウェー805.7%・オーストラリア321.4%・カナダ193.3%アメリカ113.2% 5位イギリス64.8% 14位フランス55.0% 19位ドイツ33.3% 26位スペイン32.6% 29位韓国21.4% 36位日本15.3% 37位日本の一次エネルギーの80%は輸入の化石燃料。原油は95%が中東から(2024年度)出典:IEA「World Energy Balances 2025」/資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」(日本のエネルギー2025)
化石燃料の輸入代金は、ここ3年で年約27〜34兆円原油・LNG・石炭などの輸入額(財務省貿易統計、暦年)17.0兆円2021年33.5兆円2022年27.3兆円2023年26.7兆円2024年国民1人あたり(年)21〜27万円福岡市民165万人の分3,500〜4,400億円=毎年、市の外へ出ていくお金(人口で按分した試算)出典:財務省「貿易統計」/内閣府「今週の指標」No.1405/JETRO 世界貿易投資報告2025
→ 唯一の経済成長への道/課題の、根っこ
雨雲の下でうつむいて座る大人と子ども
課題 ②
子どもも先生も、学校に行けない
心子ども働く人一人暮らしの高齢者

小学生の不登校の割合は、政令市で1位(1,000人当たり30.1人)。先生も157人が心の病で休んでいる。子どもには自殺や不登校として、大人には孤独や休職として、老いた人には一人暮らしの孤立として出ている。形は違っても、同じことが起きていると考えています。

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  1. 若者の自殺率が長く全国より高く、10代はこの5年で倍に30歳未満は全国の約1.2倍(2009〜16年も2020〜25年も)
  2. 不登校が5年で2.3倍、小学校は政令市1位5,770人(2024年度。1,000人当たり小学生30.1人・中学生83.8人、小中で47.3人、全国38.6人)
  3. 学校の見立てと、本人の声がずれている本人のきっかけ:友だち関係34.5%・学校が怖い27.5%・先生26.8%
  4. 先生の心も休んでいる精神疾患で休職・1か月以上休んだ福岡市の先生 157人(2024年度、2017年度92人から1.7倍)
  5. 大人も孤独を抱えている孤独感がある人 20〜50代で42〜46%(10代32%、70代31%、2025年)
  6. 職場で心を病む人が増えている福岡市役所の病気休職の約9割が心の病(2022年度 102人中90人)
  7. お金だけでは埋まらない年収100万円未満・頼れる人5人以上 6.20点 > 年収1,000万円以上・頼れる人0〜1人 5.89点
  8. 一人暮らしの高齢者が、全国より多い高齢者のいる世帯の36.5%が一人暮らし(全国29.6%)。一人暮らしの高齢者の60%が「孤立死する可能性がある」
くわしく(出典と図)

若者の自殺率が長く全国より高く、10代はこの5年で倍に
20歳未満の自殺者は、2016〜20年の36人から2021〜25年の73人へ、5年で倍に(警察の自殺統計)。死亡届をもとにした人口動態統計で見ても、10代は2000〜19年の5年ごとに23〜31人だったのが、2020〜24年に59人。全国の10代の自殺率も2003年比+66%で過去最高水準。小中高生の人数は市が非公表。市の自殺対策の予算は1,831万円(2011年度)→1,937万円(2026年度)で15年ほぼ横ばい、市民1人約12円(横浜市21円、名古屋市79円)。2017〜19年の底を起点にした比較は誇張になるので使わない。
出典:厚労省 地域における自殺の基礎資料・人口動態統計から計算

不登校が5年で2.3倍、小学校は政令市1位
専門的な支援につながっていない子は約2,700人(推計)。登校できるようになった割合28.9%(目標65%)。2017年度以前は区分が違うため、長期欠席(理由を問わない)で比べると2014→2024年度で3.4倍。全国の小学生は2001〜12年度の3人台から23.0人へ約7倍。
出典:文科省 問題行動・不登校等調査/市教委資料

学校の見立てと、本人の声がずれている
福岡市教委の2023年アンケート(前年度に不登校だった小5〜中3、142人、回答率10.9%)。学校が把握した理由の1位は「やる気が出ない」約39%で、友人・先生との関係は上位5に入らない。校外の教育支援センターに通っていない子の59.5%が「あることを知らなかった」。本人に直接聞く調査は、2026年度に初めて予算化された(470万円)。
出典:市議会 教育こども委員会資料 2023.9.7/市教委 2025.12.23報告/2026.3.13予算分科会

先生の心も休んでいる
教員の1.81%で全国1.44%より高い。2021年度以降は151〜158人で高止まり。全国では不登校と先生の休職が年ごとにそろって増えている。
出典:文科省 公立学校教職員の人事行政状況調査

大人も孤独を抱えている
強い心の苦痛を抱える人も、10代(6.4%)より20〜30代(13〜14%)に多い。相談相手がいない人は69.4%が孤独感あり(いる人は34.4%)。
出典:内閣府 人々のつながりに関する基礎調査/国民生活基礎調査

職場で心を病む人が増えている
市の人事委員会は2026年、長期の病休の7割以上が心の病で「若年層で増加傾向」と報告。福岡県の精神障害の労災請求は2022→2025年度で103件→264件。全国の心の病による休業給付は働く人千人あたり10年余りで2.6倍(試算)。一方で大人の自殺は20年でほぼ半減(40代−46%、50代−55%)。命に関わる段階は対策で減らせたが、その手前の不調は広がっている。
出典:市議会 決算特別委員会答弁/市人事委員会報告/厚労省 過労死等の労災補償状況/協会けんぽ

お金だけでは埋まらない
生活満足度(10点満点)。頼れる人が0人だと強い心の苦痛は33%、10人以上なら10%。お金は必要だが、つながりの差の方が大きい。相関であって因果ではない。
出典:内閣府 満足度・生活の質に関する調査(2019・2025)

→ ① 7つの風の谷/③ つくる前に、数える
課題 ③
歩いて行ける距離に、顔見知りがいない
遊び公園子育て高齢者の居場所

校庭は子ども1人あたり約30㎡、全国平均の約半分(試算)。市街地が広がり、公園には「ボール遊び禁止」の看板。家庭の外で体を動かし、自然に触れ、いろいろな人と出会う機会が減っています。大人も同じで、市が高齢者のために置いた老人いこいの家を使ったことがある高齢者は6.1%です。

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  1. 市街地が広がり、身近な自然が減った人口集中地区に住む市民 84.4% → 97.0%(1970→2020年)
  2. 校庭が狭く、開放時間が短くなった児童1人あたりの校地 約30㎡(全国の公立小 約55㎡、試算)
  3. 10年後、高齢者の世帯の半分が一人暮らしに世帯主65歳以上の世帯のうち一人暮らし 44%(2020年)→50.5%(2035年)→53%(2040年)(市の推計。85歳以上の一人暮らしは2040年に3.3倍)
  4. 高齢者のための場所を、高齢者が使っていない老人いこいの家(市内153か所)を使ったことがある高齢者 6.1%(「知らない」51.6%。老人クラブは5年で会員31.5%減、不参加理由の1位は「人間関係がわずらわしい」)
  5. 公園に「ボール遊び禁止」の看板、でも市は禁止した公園の数を把握していない条例はボール遊びを禁止していない。禁止している公園の数は「把握していない」
  6. 歩いて行ける公園が狭い街区公園は1人当たり畳0.7枚(1.13㎡)
  7. 体を動かさず、画面を見る時間が増えた週60分未満しか運動しない小5女子 12.9% → 18.0%(福岡市、2017→2025年度)
  8. 子育て環境が、福岡への愛着の急所子育ての満足度 55.7%(食87.6%より30ポイント低い)
  9. 学校と公民館に、使われていない余白がある小学校の児童数は2022年がピーク(83,170人→81,096人)
  10. 子育て予算の伸びは、お金の支援が中心給付型 212.7億円 / 場と人の支援 26.6億円(2026年度、主な事業の合計・試算)
くわしく(出典と図)

市街地が広がり、身近な自然が減った
人口集中地区の面積は82km²→165km²と倍に。耕地は約30年で3割以上減り、原野は1997→2025年で17%減。森林は約1.2万haで横ばい。山はあっても、歩いて行ける自然が少ない。
出典:国勢調査・国土数値情報/福岡市統計書

校庭が狭く、開放時間が短くなった
1校平均555人の大規模校が多いため。土日祝の校庭開放は2013年まで10時〜17時(市の資料)、今は13時〜17時。短くなった理由は市に照会中。放課後の遊び場「わいわい広場」は週3回程度・16時45分までで、登録は全児童の約28%。2010年に市の会議は「平日5日が望ましい」とした。
出典:福岡市統計書/文科省 公立学校施設実態調査/市教委 点検・評価報告書

公園に「ボール遊び禁止」の看板、でも市は禁止した公園の数を把握していない
禁止は苦情を受けて公園ごとに区と地域で決めている(2017年答弁「禁止せざるを得ない状況となってくる」)。地域でルールを決め直すコミュニティパークは約1,700公園中7公園。2002〜04年度に遊具を211基撤去し、更新は73基。常設のプレーパークはない(2021年答弁)。プレーパークへの市の支援予算は0円で、横浜市は7,027万円(27か所)、北九州市は340万円。 見方:禁止は、苦情に応える一番楽な方法。でもそのつけは、声を上げられない子どもの遊ぶ機会に回る。苦情を出す住民を責めるのではなく、時間帯を分ける、柔らかいボールに限る、地域でルールを決め直すなど、禁止以外の選択肢を市が用意していないことが問題。まず、禁止している公園がどこに何か所あるかを調べて公表する。
出典:市議会会議録 2005〜2025年/市 コミュニティパーク事業概要

歩いて行ける公園が狭い
公式の8.49㎡/人のうち25.6%は国営・海の中道1か所。1人当たり公園面積の政令市順位は9位→11位。徒歩圏に公園がある人の割合は非公表。小学生の保護者の61%が「のびのび遊べる施設や場所の充実」を求めている。
出典:国交省 都市公園等整備現況調査/第6次福岡市子ども総合計画

体を動かさず、画面を見る時間が増えた
平日2時間以上ゲームをする福岡県の小6は30.6%(2014)→53.0%(2024)。全国の自然体験は1998年より少なく、2010年代以降も減っている(「多い」子44.7%→33.8%、2012→2022)。福岡市・県独自の自然体験の推移はない。
出典:スポーツ庁 体力・運動能力調査/全国学力・学習状況調査/国立青少年教育振興機構

子育て環境が、福岡への愛着の急所
18項目のうち「福岡が好き」と最も強く結びついているのが子育て環境(相関1位)。愛着の急所は、食でも交通でもなく子育て。
出典:市政に関する意識調査 R7

学校と公民館に、使われていない余白がある
146校のうちクラス替えができない学校が12校。市は2020年に余裕教室などで300教室を確保。公民館150館を年1回以上使う市民は24%(目標50%)。余白は、風の谷に使える場所でもある。
出典:市教委 児童生徒数一覧/教育長答弁/市の成果指標

子育て予算の伸びは、お金の支援が中心
給付型は給食無償化89.9億円、子ども医療費79.6億円、第2子以降の保育料無償化27.5億円など。場と人の支援はスクールカウンセラー、不登校対策、わいわい広場、居場所づくりなど21事業。放課後児童クラブを含めると95.6億円で、差は2.2倍に縮まる。スクールカウンセラー等は15年で7.2倍に増えており、場と人の支援も伸びてはいる。
出典:各局の当初予算案の概要・予算説明書(2026年度)から集計

図と資料:「福岡が好き」の急所は、子育て環境

愛着の急所は、食でも交通でもなく子育て環境だと市のデータが示す。全国では不登校・こどもの自殺・教員の休職が過去最多を更新し、木に登り火を焚く原体験の場は減り続ける。娘を育てる当事者として、ここは引けない。→ やり方(遊ぶように、備える)+① 7つの風の谷
福岡の満足度(市の意識調査 R7) 食 87.6% 子育て 55.7%(30pt低い) しかも「福岡が好き」との相関は、18項目中1位=愛着の急所
→ ① 7つの風の谷
課題 ④
日本語を自由に話せる外国人は、半分もいない
外国人住民日本語共生

日本語を自由に話せる外国人は44.3%(市の目標60%)。母語の支援員は0人。日本は、外国人の働き手の受け入れでOECD上位4か国の移民大国(2024年)。福岡の外国人住民は61,365人(人口の3.77%)で、1年で約6千人増えた。受け入れの人数は国が決める。受け入れた後の暮らし(言葉・ごみ・学校・相談)を整えるのは市の仕事で、そこが後回しになっている。 外国人問題について →

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  1. 日本語を自由に話せる人が、減っている44.3%(市の目標60%。2021年度53.1%から低下、来日5年未満)
  2. 日本語教室は、外国人の多い区ほど少ない外国人千人当たり 中央区2.5件/東区0.35件/南区0.10件(教室への補助金の執行率 約3%)
  3. 指導が必要なのに、受けていない子がいる96人(受けている率80.9%、全国88.9%。母語支援員は0人、浜松53・神戸143・川崎360)
  4. 増えたのに、相談する人は減った外国人が26%増えた2年間で、相談者は9%減
  5. 苦情の件数が、区ごとに整理されていない多文化共生の計画と外国人住民の会議は「作らない」と市が答弁
  6. 福岡は「期限付き」の在留が半分近く留学・技能実習・特定技能で約46%(全国約30%、福岡県)
くわしく(出典と図)

よく聞く話と公的な数字、福岡市の受け入れ体制、ドイツの統合コース(700コマ)の例、どうするかは、別のページにまとめています。→ 外国人住民と、どう暮らすか
出典:福岡市 登録人口(2026年8月)/福岡市 外国籍市民アンケート(令和6年度)/福岡よかトピア国際交流財団 事業報告書/文科省 日本語指導が必要な児童生徒調査/福岡市議会 会議録/福岡県国際交流センター「福岡県における在留外国人の現状」

未来の課題 持続不可能な、生活と社会。
課題 ⑤
停電したら、逃げ込める涼しい場所がない
防災暑さ水

福岡の猛暑日は2024年に39日。今世紀末の予測(約33日)を、すでに超えた。大きな災害で停電すると、避難所の冷房も止まる。真夏の夜に、涼しく眠れる場所がない。備えが中心部と外部に集中し、地域で使う人も担う人も減っている。答えは、停電しても3日回る風の谷。

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  1. 備えが集中型筑後川 取水制限55%(2026年2月、24年ぶり)
  2. 食と水とエネルギーを外に頼る公的備蓄27万食=市民の約2%・3日分(のこり98%は、物流と店が止まらない前提)
  3. 避難所の体育館に冷房がなかった0/277棟(2025年5月)→ 36/279棟(2026年5月)
  4. 防災倉庫はあるのに、使う人がいない訓練参加は市民の2.3%(延べ37,741人、2025年)
  5. 地域の担い手が高齢化し、つながりが薄れている自治協議会会長の平均73.2歳(70歳以上が80.8%)
  6. 夏の屋外が使えなくなる猛暑日 2024年39日・2026年38日(福岡観測所の実測。21世紀末の予測約33日をすでに超えた)
  7. 学校が古くなっている約8割が築30年超
くわしく(出典と図)

備えが集中型
避難所の電源は、協定で外から車両や電源が届く前提。常設電源の記載は地域防災計画にない。
出典:RKB報道/福岡市地域防災計画 資料編

食と水とエネルギーを外に頼る
想定避難者3万人×3日分。市内の近郊河川からの水は26.4%。大規模な電源は市内になく、大半を系統に依存。
出典:福岡市「公的備蓄について」/水道局「福岡市の水道」

避難所の体育館に冷房がなかった
議会で2014年から会派を超えて求められ、市長が必要と認めたのは2024年12月。全国平均22.7%、神戸市100%。
出典:文科省 空調設備設置状況/市議会会議録

防災倉庫はあるのに、使う人がいない
校区防災倉庫等177か所。自主防災活動への参加率9.1%(目標25%)。訓練参加は2015年の延べ71,547人から半減。
出典:地域防災計画 資料編/消防年報/基本計画実施状況報告

地域の担い手が高齢化し、つながりが薄れている
防災訓練に最も来ないのは30代(参加経験26.3%、全国)。地域別では九州が28.1%で全国最低。つながりが薄れていることと防災倉庫の低利用は、同じ「災害に弱い」の両面。
出典:市 自治協議会・自治会等アンケート/内閣府 防災に関する世論調査

夏の屋外が使えなくなる
2000年代は年数日。2026年に観測史上最高の39.0℃、県内初の40℃超(久留米40.4℃)。猛暑への不安は13.4%(2011)→46.5%(2023)と3.5倍。市の熱中症対策の予算は1,244万円(2026年度)で、市長が毎年話す市政の方針(施政方針)で、「暑さ」「熱中症」が語られたことはない。気温37.8℃の日、日なたの遊具は61.3℃(多摩市の実測)。
出典:気象庁 福岡観測所/福岡管区気象台/市政に関する意識調査

学校が古くなっている
必要な改修費は年約221億円と市が試算。過去5年の実績平均は約166億円。
出典:福岡市 学校施設長寿命化計画

図と資料:災害と暑さへの備えが、集中型のまま

筑後川では今年2月、24年ぶりの取水制限と夜間減圧給水が起きた。渇水・地震・酷暑のどれが来ても、頼る先は市外の大きなシステムひとつ。避難所の非常用電源も、発災後に外から運び込む前提だ(市地域防災計画)。国の公式予測では今世紀末に約4.5℃上がり(「日本の気候変動2025」)、しかも記録は跳ぶ。日本の最高気温は7年止まったあと、2025年のひと夏で41.8℃へ跳んだ(Fischer et al. 2021ほか)。集中型が悪いのではなく、集中型「しか」ないことが弱点だ。
避難所になる体育館の空調設置率(小中学校) 令和8年5月時点(文科省調査・体育館等) 全国平均 31.7% 福岡市 12.9%(36室/279室) 隣の久山町 100%(ただし3室/3室。太宰府市・宗像市も100%) 市は令和9年度末までに全市立学校へ整備する計画を開始済み。残る論点は「停電時も動く電源」だけ
→ ① 7つの風の谷
福岡の猛暑日は、「世紀末の予測」をもう超えた福岡(気象庁 福岡観測所)の猛暑日=最高気温35℃以上の日数。2026年は9月16日まで2000200524日201030日2015202039日29日38日202621世紀末の予測:年約33日(福岡管区気象台・4℃上昇シナリオ・県平均)2000年代は年数日2024年:年平均気温 19.0℃=1890年の観測開始以来で最高2026年:最高気温 39.0℃=観測史上最高(2018年の38.3℃を更新)。県内初の40℃超え=久留米出典:気象庁 過去の気象データ(福岡観測所)/福岡管区気象台「福岡県の気候変動」(県平均 3日→約9日〈2℃〉/約33日〈4℃〉)
地球の高温化は、パリ協定のときの予測より早い年平均気温の偏差(1991〜2020年平均との差・℃) 世界も日本も、2023〜25年が上位3年 出典:気象庁世界 2024年 +0.63℃(過去最高)2010+0.3020152020+0.632025日本 2024年 +1.48℃(過去最高)2010+0.3920152020+1.4820252015 パリ協定2015 パリ協定2015年 パリ協定:産業革命前から +1.0℃。上昇を1.5℃に抑える目標(WMO)2018年 IPCC予測:このままなら1.5℃到達は 2030〜2052年(SR1.5)2024年 実測:+1.55℃。単年で初めて1.5℃を超えた(WMO)。予測の下限より6年早い※パリ協定の1.5℃は長期平均で判定する。WMOは2015〜2034年の20年平均を約1.44℃と見込む出典:気象庁「世界/日本の年平均気温偏差」(〜2025年)/WMO「State of the Global Climate 2024」/IPCC SR1.5(2018)

図と資料:防災倉庫はあるのに、訓練に人が来ない

鍵は小学校・公民館・区役所にあり、地域との接点は年1回の避難所開設訓練が中心。年1回では、道具の使い方は身につかない。→ ① 防災倉庫を誰も知らない
防災訓練の参加者(延べ・年間)は、10年で半分 2015年度 71,547人 2025年度 37,741人=市民の2.3% 倉庫はある。開ける人がいない 177か所校区防災倉庫(市が設置・2026年) 小学校・公民館・区役所鍵を持っているのは 年1回地域との接点(避難所開設訓練) 自主防災活動に参加した市民(市の成果指標) 9.1%(2024年) 市の目標 25% 出典:福岡市消防年報(H27・R7)/地域防災計画 資料編(R8.6)/市議会 2017.3.23 市民局長答弁/基本計画 実施状況報告 施策3-1
防災訓練に「参加したことがある」 内閣府・防災に関する世論調査(令和7年8月) 70歳以上 45.2% 60代 45.1% 全体 40.4% 30代 26.3%(全年代で最低) 地域ブロック別では九州が28.1%で全国最低。子育て世代と九州にこそ、「訓練より、遊び」が要る
→ ① 7つの風の谷
課題 ⑥
親が倒れても、介護する人がいない
介護人手働く人

介護の新しい働き手が、福岡市で毎年4,700人要る。でも市は、その数を数えていない。介護する人がいなければ、家族が仕事を辞めて介護する。介護のために仕事を辞める人は全国で毎年約10万人、仕事と介護の両立が難しいことによる経済の損失は2030年に約9兆円(経済産業省の推計)。介護が回らないと、経済が止まる。答えは、市役所の定型事務を1/10にして、浮いた人手と時間を介護と教育へ回すポケットに市役所。

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  1. 介護の新しい働き手が、毎年4,700人要る増やす分 約1,000人 + 辞める人の穴埋め 約3,700人(福岡市。市は働き手の数を数えていない)
  2. 介護の給料が、ほかの仕事より低い全産業の平均より 月約8万円低い(2025年、全国)
  3. 介護のために、仕事を辞める人がいる毎年 約10万人(全国)
  4. 介護が回らないと、経済が止まる仕事と介護の両立が難しいことによる損失 2030年に約9兆円(経済産業省の推計。働きながら介護する人は318万人に)
  5. 人が減る中で、人手が足りない生産年齢人口 1995年比 −16%(全国)
  6. 行政サービスが、知っている人にしか届かない防災だけで入口が4つ
くわしく(出典と図)

介護の新しい働き手が、毎年4,700人要る
増やす分=(2040年に必要な39,700人−今の25,500人)÷14年≒1,000人。穴埋め=25,500人×離職率14.5%≒3,700人。合わせて毎年約4,700人(計算値)。
出典:福岡市 介護保険事業計画/介護労働安定センター 介護労働実態調査

介護のために、仕事を辞める人がいる
介護・看護のために仕事を辞めた人は、全国で年約10万人。家族の介護を担う人のうち、働きながら介護する人(ビジネスケアラー)は2030年に約318万人になり、仕事と介護の両立が難しいことによる経済の損失は約9.1兆円と国は見込んでいる。
出典:総務省 就業構造基本調査2022/経済産業省「経済産業省における介護分野の取組について」

人が減る中で、人手が足りない
人手不足感は中小の非製造業で特に強い(日銀短観 −46)。働く人の数は女性と高齢者で過去最多まで支えてきたが、その伸びしろも残り少ない。これから足りなくなるのは、医療・介護・教育・農林のように、人にしかできない仕事。
出典:総務省 人口推計/日銀短観/労働力調査

行政サービスが、知っている人にしか届かない
ツナガル+、県の防災アプリ、防災メール、LINEが並列。多くの支援は本人が申請しないと始まらない。不登校の教育支援センターも、通っていない子の6割が存在を知らなかった。
出典:福岡市 防災情報の登録案内

→ ② ポケットに市役所を:定型事務を1/10にして、浮いた人手と時間を介護と教育へ
課題 ⑦
ごみの埋め立てで、里山と生き物、水源を潰し続けている
ごみ森海

60年で、9つの谷と浜をごみで埋め終えた。残る2か所も2032年度と2035年度に期限が来るのに、次の計画は公表されていない。埋め立ては、里山と生き物、水源の谷を潰し続けてきた。森を手入れする人は高齢化し、身近な海でとれる魚や貝は減っている(沿岸のカレイは約5分の1)。

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  1. ごみを埋める場所に期限がある市の現役の埋立場は2か所だけ(60年で11か所を使い、9か所は埋立てを終えた)
  2. 森には値段がつかず、手入れする人が高齢化森づくり団体の3分の2で、最も多い年齢層が60歳以上
  3. 海でとれる魚や貝が減っている(博多湾も)福岡市の沿岸のカレイ 348トン → 64トン(1999〜2003年平均 → 2019〜23年平均、約5分の1)
  4. 水の多くを市外から運んでいる筑後川+海水淡水化で34.2%
くわしく(出典と図)

ごみを埋める場所に期限がある
伏谷(久山町)は容量の77%を使い、地元との協定で埋立ては2032年度まで。中田(西区)は約54%で2035年度まで。新しい埋立場は計画から完成まで約11年かかるが(2020年答弁)、次の計画は公表されていない。市の計画書にも残り年数の記載はない。
出典:環境省 一般廃棄物処理実態調査 R6/市「最終処分場及び跡地」/市議会答弁

森には値段がつかず、手入れする人が高齢化
市の三大里山は主にダムと墓地に使われ、固定資産税を生まない。
出典:林野庁委託調査(2021、全国)

海でとれる魚や貝が減っている(博多湾も)
イカは308トン→105トンで約3分の1。市は海水温の上昇で寒い海を好む魚が減ったと説明。沿岸漁業の生産は4年で35%減、漁業者の平均年齢は61歳。博多湾のアサリも減り、能古島の潮干狩りは島民だけ、浜崎今津は2020年から休止。九州の海では、有明海のアサリが2020〜23年にピーク(1983年)の100分の1以下、2024年に回復しても約70分の1。佐賀県のケンサキイカは1992→2022年で約7分の1。
出典:福岡市「福岡市水産業の現状」2025/農水省 漁業・養殖業生産統計/水産研究・教育機構 資源評価

水の多くを市外から運んでいる
ダム39.4%、近郊河川26.4%。渇水時は筑後川の取水制限がそのまま市に響く(1-1と連動)。
出典:水道局「福岡市の水道」

図と資料:ごみの谷が埋まり、生き物が減っていく

60年で9つの浜と谷を埋め終えた。中田も約54%埋まり、娘が中学生になる頃には次の場所の話をしている。埋め終えた谷は運動公園とメガソーラーに変わってきた。次に埋まる谷を何に変えるかは、いま決められる。海と山も同じだ。ケンサキイカは30年で約7分の1、山は手入れの高齢化で荒れる。残っているうちに、遊びながら使い、使いながら守る仕組みへ。→ ③ つくる前に、数える+① 7つの風の谷(跡地の転換)
60年で埋めてきた浜と谷 埋め終えた9か所 現役はのこり2か所 伏谷77%埋・2032年度終了 中田約54%埋・2035年度予定 娘が中学生になる頃、次の谷の話が始まる。何に変えるかは、いま決められる
→ ① 7つの風の谷/③ つくる前に、数える
優先順位
課題 ⑧
人口減と金利のある世界での過剰投資
財政金利検証

市が借りるお金の金利は、10年債で0.444%(2022年度)から3.292%(2026年10月)へ。人口の伸びは鈍り、地下鉄の乗客も2031年度がピークの見込み。それでも、大きな投資を建てる前に検証する仕組みがない。北九州市にはある事前評価が、福岡市にはない。人口が増え、金利がほぼゼロだった時代の決め方のままでは、過剰投資のツケが次の世代に回る。答えはつくる前に、数える。

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  1. 大きな投資を、建てる前に検証する関所がない北九州市にはある事前評価が、福岡市にはない
  2. 子どもの命と育ちの数字が、把握も公表もされていない小中高生の自殺の人数:議会で3回答弁拒否
  3. 暮らしの数字も、並べられていない市の経済レポート24ページに賃金の数字ゼロ
  4. 市民の声を聞く機会が少ない年1回・約2,300人(成人の0.17%)
  5. 3人に2人が選挙に行かない前回市長選の投票率 34.31%(2022年)
  6. 自由に使えるお金が少ない自由に使えるお金は歳出の10%(1,156億円、2024年度)
  7. 求められても、国の予算がつくまで動かない体育館の冷房:2014年から党派を超えて要望、着手は2025年度
くわしく(出典と図)

大きな投資を、建てる前に検証する関所がない
福岡市は約1,200事業の事後点検のみ。この16年の主要13事業を「約束と結果」で採点すると◎4・○2・△5・×3(陣営の採点)。大型事業が止まったのは制度ではなく発覚によるものだった。
出典:北九州市 公共事業評価/福岡市 事務事業点検

子どもの命と育ちの数字が、把握も公表もされていない
ボール遊びを禁止している公園の数も「把握していない」(2024年12月)。禁止を決めるなら、その数と理由を調べて公表すべき。不登校の本人に直接聞く調査は2026年度が初めて。徒歩圏の公園カバー率も非公表。
出典:市議会会議録

暮らしの数字も、並べられていない
未入所児童数、不登校の受け皿カバー率(約1.8%)なども定期公表されていない。
出典:市公表資料の監査

市民の声を聞く機会が少ない
18〜29歳の回答は9.2%で、人口比18.4%の半分。「福岡市は住みやすい」は15年間93.9〜98.2%で、課題を拾う設計になっていない。
出典:市政に関する意識調査 報告書

3人に2人が選挙に行かない
2018年は31.42%。今回は16年ぶりに現職不在の選挙。一方で、市の意識調査では「役に立ちたい」が76.5%。
出典:福岡市選挙管理委員会/意識調査R7

自由に使えるお金が少ない
自主財源37%、国・県から36%。人件費などの固定費が49%。建設の財源の46%が市債。
出典:令和6年度 決算カード

求められても、国の予算がつくまで動かない
2020年に議会は全会一致で国に支援を求める意見書を可決したが、市は設置しなかった。国の支援制度は2018年から使えた(1-3と連動)。
出典:市議会会議録

図と資料:仕送り4割の財政に、「建てる前に数える」仕組みがない

自力で稼ぐのは歳入の37%、国・県からが36%。歳出の約49%は固定費で、建設財源の46%は市債=将来の固定費の予約だ。市にあるのは事後点検まで。この16年、大型事業が止まったのは制度でなく発覚だった。足りないのは建てる力でなく、建てる前に数える関所だ。→ ③ つくる前に、数える+16年の振り返り
福岡市の歳入は、どこから来るか(令和6年度決算) 自力で稼ぐ 37% 国・県から 36% 市債・その他 =「仕送り」が約4割。外の景気と国の財布に大きく依存 自由に使えるお金は10%(年1,156億円)だけ
→ ③ つくる前に、数える